「あなたの強みってなんですか?」
大学の面接指導に呼ばれると学生さんに必ずこの質問をします。
(おそらく大体の会社さんでこの質問は出ると思います。)
すると学生さんは
「コミュニケーション力が高いこと」
「一つのことに向かって進むことができること」
「諦めずにやれること」とスラスラと答えてくれます。
次に私は、その強みついてのエピソードやそう思うわけを聞きます。
するとこれにもスラスラと答える学生さんが多いです。
「先輩にどんどん話しかけることができます。」
「目標を決めて〇〇をやって達成できたからです。」
「〇〇を諦めようと思った時、できることを深堀して自分でやれるように工夫しました。」という具合。
ですが、次の私の一言でだいたいの学生さんは詰まります。
「他のエピソードは?」
「他」が答えられないんです。それは、学生さん自身がその強みを腹落ちしてないからなんです。
なぜそうなるのか?
それは一つのエピソードから無理やり「強み」と答えられる部分を掘り出しているから。
この方法は、強みを見つけるきっかけになるかもしれません。ですが、そこから深堀りを
していかないと本当の強みとして自信を持って答えることは難しいと思います。
では、どうやったら「強み」と自信持って言えるのでしょうか?
そもそも強みとは?
①先天的に得意なこと
②伸ばした能力
①の見つけ方
友人や家族に聞いてみる。
昔から努力もしてないのに人から褒められることを思い出してみる。
例えば「優しい」「絵が上手い」「足が速い」
②の見つけ方
冒頭でお伝えしたエピソードから掘り出して、なぜその結果になったのか?を
掘り出します。
例えば、わたしは学生さんに以下の質問を行います。
「なぜそれが強みと言えるのか?」
「他にも何かそう感じた証拠はあるのか?」
「その能力を伸ばすために苦労したことは何か?」
そうすると最初に言っていた強みとは違った強みが出てきたりします。
一度、試してみてください(*^^*)
わたしが学生さんに強みを聞く理由
わたしが学生さんに「強みは何ですか?」と聞く理由は、自分が強みとして腹落ちしてしているか?
なのです。内定が決まった学生さんからのご相談の中に「強みと思っていないことを言ってしまって、
会社がそれを求めてきたらどうしよう」というのがたまにあります。
あとで不安にならない為にも自己分析を行い、自分の強みを自信を持って言えるように準備しましょう。